絆ブログ

お通夜・ご葬儀の様子 2025年08月12日(火)

~家族を愛し、日々を大切に生きた故人様の優しさ~

開催地:家族葬の栞 一宮奥町

先日、家族葬の栞 奥町にてお手伝いさせていただいた故人様のご紹介をさせて頂きます。
 
ご家族のお話を通じて私たちが出会ったのは、
まっすぐで、そしてとても優しいお人柄でした。

小さなころから真面目で、周囲に気を配り、
どんな時も自分のことより相手のことを思いやる──
そんな誠実な心を生涯持ち続けてこられた方でした。

特に、子どもやお孫さんへの深い愛情は、
ご遺族の皆様が語るエピソードの随所に感じられました。
家族と過ごす時間を何より大切にされていた故人様。
そのやさしいまなざしと、穏やかな笑顔が、今もご家族の胸にしっかりと残っているのだと感じました。
 
休日には家庭菜園に勤しみ、季節の恵みを育てることを楽しみにされていたそうです。
時には日帰り旅行に出かけ、世界遺産やお城をめぐりながら、歴史に思いを馳せる──
そんな知的で穏やかな時間を大切にされていたと伺いました。

毎朝5時には起きて、長いときには2〜3時間も歩かれるという散歩習慣も、
丁寧に自分と向き合う姿勢のあらわれだったのかもしれません。

中でも印象的だったのは、毎年ご家族で訪れていた長野県での果物狩りの思い出。
りんご、メロン、いちご……どれも楽しみにされていたそうですが、
特にいちご狩りでは、なんと100個近く召し上がったこともあるとか。
ご家族と一緒に笑い合いながら、甘いいちごを頬張る姿が、今も目に浮かぶようです。

好きな食べ物はエビフライ、フライドポテト、そしてお饅頭。
お好きなものを「おいしいね」と笑って食べる、そんな無邪気であたたかな一面も、
ご家族の皆様の心に、やさしい記憶として残っていることでしょう。



故人様の人生は、静かで穏やかで、でもとても豊かなものでした。
日々を丁寧に生き、家族を思い、自然を愛し、自分らしい時間を大切にされていたことが、
お話を通じて強く伝わってきました。

ご葬儀は、ご家族のみで執り行われたあたたかな家族葬でした。
大切な人を静かに、そして心を込めてお見送りされるその時間は、
故人様のやさしさと、ご家族の深い絆に包まれていました。

私たちは、こうした一つひとつのご縁を大切にしながら、
これからも「その人らしさ」を感じられるご葬儀をお手伝いしてまいります。

最後になりましたが、心より、故人様のご冥福をお祈り申し上げます。
 
平安会館家族葬の栞 奥町 日比野

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