葬儀の豆知識

香典返し

感謝の気持ちを贈る/香典返し

香典返しは、ご葬儀で香典を受け取った場合に感謝の気持ちを表すため、忌明けの前後1週間の間に挨拶状を添えて送るのが一般的です。
香典は本来、大切なご家族を失ったご遺族様にむけて、励ましや悲しみを慰めるという意味があります。
今回の記事では、下記について紹介いたします。

香典返しの基本的なマナーについて

香典返しの時期:
香典をいただいたら、遺族が喪に服す期間の終わりである「忌明け」の法要後に贈るのが一般的です。、忌明け(四十九日)以降、1か月以内が基本です。ただし、忌明けの時期は宗教によって異なるため、確認しておきましょう。

相手の関係性や立場を考慮:
香典返しの内容や贈り物は、相手との関係性や立場によって選びましょう。親しい友人やご家族には個別のアイテムを贈り、知人や同僚にはより一般的な贈り物が適しています。

気配りある贈り物の選択:
贈り物は相手の好みや生活環境を考慮して選びましょう。

適度な範囲での贈り物:
贈り物があまりにも高価すぎたり派手すぎたりすることは避け、適切な範囲での贈り物を心がけましょう。相手にとって贅沢すぎないものが好まれます。香典返しの金額の目安は、もらった香典の半分の金額~3分の1が一般的です。半分の金額の品物をお返しすることから、「半返し」とも呼ばれています。

丁寧な包装と手渡し:
贈り物はきちんとした包装で用意し、可能な限り手渡しすることが好ましいです。手渡しの際には、相手に直接感謝の気持ちを伝えることができます。

おすすめの品について

カタログギフト:
受け取った方が、お好きなものを選んでいただくことができるので、年齢や性別を選びません。

食品:
日本茶、海苔、砂糖、お米など、日持ちし、どなたでも使用いただけるため、香典返しとしておすすめです。

日用品:
白いタオル、洗剤、石鹸などの日常的にご使用いただけるものが人気です。
香典返しでは、「不祝儀を後に残さないように」という考えから、「消えもの」を選ぶ習慣があります。
食品などを選ぶ場合は、日持ちするものを選ぶとより良いです。


また、避けるべき贈り物として、肉や魚、お酒などの嗜好品、慶事によく使われる鰹節や昆布、お花などがあります。